INTERVIEW2

先端技術に触れ自らを更新しながら
エンジニアとして映像表現の進展に貢献

水野 圭輔(ミズノ ケイスケ)

技術部門 アドバンスドプロダクション1部
ビジュアルイノベーション課

先端技術に携わるだけではなく
“何がしたいか”が入社の決め手に

大学ではシステム情報工学を学び、主にAI技術やヘッドマウントディスプレイを使ったAR(拡張現実)の研究をしていました。ARやVR(バーチャルリアリティ)に興味がありその分野への就職を考えたときに、自分はその技術で“何がしたいか”を熟考。そこで、私はもともと趣味で3DCGモデリングにはまるなど、自らおもしろいことを考えて創ることが好きだったこともあり、「単に研究開発をするのではなく、クリエイティブな部分に関わって技術を活かすところまで携わりたい」と考えたのです。そこで、いくつか選択肢があったなかでも「新たな感動を生み出していく」というソニーPCLのビジョンが自分の思いに合致し、入社を決めました。

実務を通して実践的にスキルアップ
達成感と成長を感じられる仕事

入社後は先輩社員に付いて、技術検証やシステム開発サポートなどさまざまな業務に携わってきました。例えば、ゲームエンジンのプラグイン制作の仕事では、手掛けたものがしっかり機能して現場で活用されているのを目にし、いちエンジニアとして達成感を得ることができました。また、私が主体となって取り組んだバーチャルプロダクション(以下、VP)のオペレーション効率を上げる操作ソフトを作成する仕事では、使用する側がどういう機能を求め、どうしたら使いやすくなるかなどを、ユーザーとのコミュニケーションを通してより良いものに仕上げるという体験は、コミュニケーションの重要性を知るとともに、社会人としての成長を感じることができました。

挑戦するのにベストな環境
成長のチャンスが転がっている

「入社してラッキーだったな」と思うことがあります。ひとつは、実務に必要なプログラミング言語の講習を受講できたこと。独学で習得するのは大変ですが、身近に自分より技術も知識も数倍上の先輩がいるので、わからないことがあればすぐに聞くことができます。また、講習には高額な費用がかかりますが、ソニーグループ内での実施だったので個人負担はなし。ここなら最速で成長できる!と、嬉しくなりました。
もうひとつは、驚くほどの会社の柔軟性です。私はシステム開発がメインですが、例えその領域を超えることでも「やってみたい」と声を上げれば「挑戦してみろ」と言ってもらえる。興味を突き詰め存分に技術を伸ばせという社風で、成長のチャンスが転がっているのです。

先進技術を取り入れ、エンジニアとして
VP技術の進展に貢献

エンジニアとして、恵まれた環境だと実感しています。ソニーグループという強みも大きいですね。グループ他社が開発した最新技術をVPに適用できないかといった検証もするのですが、いち早く最新技術を取り入れられる立ち位置にいるというのは、絶対、他にはにない強みでしょう。
また、エンジニアの立場からVPの技術を底上げしているという誇りも感じています。実際にVPスタジオでの制作の現場で「この場にシステム改修を行えるエンジニアがいるのは心強い」と言ってもらえることもあり、励みとなっています。
現場にシステムに強い人間がいればVP技術の伸展も加速されるのではないでしょうか。そうできるよう、私の成長も加速させなくてはいけませんね(笑) 。

技術進化の先陣をきって
価値あるコンテンツを生み出したい

将来の夢は、自分主導で新たなコンテンツを創造し、世の中に送り出すことです。直近1~2年の目標は、まずは技術スキルを磨くこと。そして先進VPの現場にいるからには、技術的なことだけでなくVP業界に関するひととおりの知識もマスターしたいですね。ですが技術は常に進化しており、VPも永遠に続くものではありません。常に新たな技術を検証し続け、エンジニアとして一歩先を目指す必要があります。そのなかから「これって世界を驚かせることができるんじゃない?」という手法を見つけ出し、それを価値あるコンテンツとして、世界に認められるようなものに自ら仕上げたい、というのが私の夢です。

知的好奇心が原動力
“好き”や“興味”を仕事にする

日々進歩する映像技術。それに常に知的好奇心をもって追いかけ果敢に挑んでみようというマインドを持った人は、当社のVPスタジオはもちろん映像業界全体の発展に貢献できるのではないでしょうか。
私がソニーPCLを選んだもうひとつの理由に、「のびのびと好きな仕事に取り組めそう」というのがありました。OJTをはじめ教育体制が整い、やりたいことをどんどん後押ししてくれる社風があります。例えば、私はいまVP領域におけるモーションキャプチャの検証を行っていますが、これは自分の興味からつながった仕事。自分の“好き”や“興味”が仕事にできるので、やりがいは大きいです。
また技術検証は、良いものを創るためにみんなで意見を出し合って試行錯誤する、共同作業の側面もあります。そこに社歴や年齢といった壁は一切ないので責任も重いですが、入社1年目でも自由に発言できそれを尊重してもらえるのは、嬉しく励みにもなります。意見が多いほどコンテンツのクオリティは磨かれるもの。同じ目標に向かって突き進めるような仲間が増えることを、楽しみに待っています。