日産自動車 「デザインプレゼンテーションホール」
DESCRIPTION
リアルとデジタルの融合で、デザインプロセスとデザイナーの働き方の革新を目指す日産自動車。
その中枢であるグローバルデザインセンターに、最大となる「デザインプレゼンテーションホール」が新設された。ホールには湾曲した横幅43mの27K大型Crystal LEDスクリーン(24K解像度のソースをアップスケールして表示)に加え、白色及びフルカラー天井LEDスクリーン、リモート照明、7.1ch音響システムを備えている。
ソニーPCLは、内装設計・施工、リアルタイム技術を活用した映像音響送出システムの設計・施工を全面的に担当。
ソニーPCLのオリジナルメディアサーバー「ZOET」を中核として、24Kや8Kの動画やドキュメントファイルなど様々なフォーマットに対応したファイルの送出が可能。また、ゲームエンジンによるリアルタイム映像送出にも対応し、より効率的なデザイン評価ができるプロセスを導入している。さらに、デザイナーが意図した色を表現する為に、デバイス毎にカラーマネジメントを実装し、どの場所でも同一の評価ができる環境を構築した。
これらの20以上におよぶ多様な信号を誰でも操作できるようオリジナルUIを開発し、直感的な操作で柔軟なプレゼンテーションを実現。内装はオペレーションスペース、会場で使用するチェア・テーブルも含めたスペース全体についてデザイン性と機能性を追究した空間に仕上げている。
日産に所属する世界中のデザイナーがオンラインでアクセスでき、リアルタイムでアイデアを共有できる新しいクリエイティブハブとして、デザインプロセスとデザイナーの働き方の革新を実現した。
CREDIT
クライアント:日産自動車株式会社
内装設計・施工、映像および音響装置設計・施工:ソニーPCL株式会社
制作期間:2022.09 - 2023.9
竣工: 2023.10
所在:神奈川県厚木市