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バーチャルプロダクション撮影の利用シーンを広げる「BACKDROP LIBRARY」公開
―“渋谷/スペイン坂”や“仙台空港”などのリアル空間を含む3DCGデータの提供により、バリエーションのある撮影を効率的に実現―
ソニーPCLは、“バーチャルプロダクション” *で利用可能な3DCG背景の効率的な提供を目指し「BACKDROP LIBRARY」を、ソニーPCL公式ホームページ内に本日公開しました。
「BACKDROP LIBRARY」で、第一弾として公開する3DCG背景は計13点。渋谷/スペイン坂や仙台空港など実在する場所を中心に、オーロラや月面などの架空空間を含め、利用ニーズの高いロケーションを用意しています。今回の背景はすべてゲームエンジンで構築されており、より自由な撮影を実現する手法であるインカメラVFXに対応しています。
背景CG制作については、Jitto inc.、BACKSPACE Productions Inc.、CURO Inc.、HOEDOWN INC.、株式会社アクティブリテックなど、CMやドラマ、メディアアート、住宅メーカー向けコンテンツ制作などにおいて幅広いフィールドで活躍するクリエイティブチームと連携しています。さらに東急不動産株式会社をはじめとするロケーション事業者との制作連携も開始しており、より一層リアルロケーションをベースとした背景の提供を進めていきます。
当初は、ソニーPCLのクリエイティブ拠点「清澄白河BASE」内のバーチャルプロダクションスタジオでの撮影背景としての提供になりますが、今後は様々な撮影スタジオでの使用を目指した環境整備を行なっていきます。3DCG背景の種類は随時追加していくほか、デジタルシネマカメラ『VENICE』シリーズを使用した360°実写背景の提供も予定しており、将来的にはメタバース空間での活用など、背景データの利用シーンも拡張していきます。
「BACKDROP LIBRARY」
https://www.sonypcl.jp/kiyosumi-shirakawa/backdrop-library.html
ソニーPCL公式サイト/「清澄白河BASE」公式ページ
https://www.sonypcl.jp/kiyosumi-shirakawa/
※バーチャルプロダクションとは
大型LEDディスプレイに背景映像を映し出し、3DCG空間をリアルロケーションのように撮影カメラで収録することができる撮影手法のひとつで、その場で現実空間にいる被写体との合成処理を完了することができます。ソニーPCLは自社のクリエイティブ拠点「清澄白河BASE」を中心に提案を行なっており、2022年2月1日の拠点オープン以来、CM、映画、TV番組、ミュージックビデオ、ライブパフォーマンスなど、様々なジャンルの映像制作が行なわれています。
■渋谷/スペイン坂の3DCG背景メイキングを公開!
背景アセットを制作している様子のメイキングにまとめました。
この背景を使用して「清澄白河BASE」で撮影したムービーを、近日公開予定です。
”渋谷/スペイン坂” 3DCG背景 メイキング|BACKDROP LIBRARY
https://youtu.be/1PYMICo0oC0
■「清澄白河BASE」について
先端テクノロジーを使った、新たな表現手法を追求するソニーPCLのクリエイティブ拠点。クリエイティブやテクノロジー、R&Dがシームレスにつながり、想像を超える新しい感動をもたらす多様なコンテンツ体験の創出を目指している。現在拠点内には、バーチャルプロダクションスタジオとボリュメトリックキャプチャスタジオが常設されている。
「VOLUMETRIC CAPTUREでできること」動画公開中!
https://www.sonypcl.jp/kiyosumi-shirakawa/volumetric-capture_studio.html
■「清澄白河BASE」最新撮影実績